二つ三つのイーハトーブ物語 第一部 堂々たるデク

〈野戦18の秋〉野戦之月テント公演

私たちのテント場は旅をしています。まるで難民のように。昨年秋、私たちのテント場は「クオキイラミの飛礫ーワタシヲスクエ!」を「野戦之月」を主体として井の頭公園で上演しました。そして今年の1月は「海筆子TENT16-18」(台湾)を主体として「世界是一匹陣痛的獣」を台湾の3都市で上演。続いて5月には「北京流火テント劇社」を主体として北京市内2カ所にて「小D・返故郷」を上演しました。6月は東京の明治大学で野戦之月と丸川ゼミを共同主体に4年目4回目の試演会「イーハトーブの鍵」を上演しました。また7月には済州島カンジョン村において「テントワークチョップ2」が「ムングループ」主体で行われました。いずれのテント場も、当該地域のテントグループを主体とし、そこへ各地域のメンバーが参加、協働するカタチで成立しています。今回、野戦之月のこのテント場も同様です。野戦之月メンバーとその協働者を主体に、海筆子、流火、丸川ゼミ、ムングループのメンバーが参集します。私たちのテント場は、このような組織性の乏しい集団として、内なる難民の想像力の居場所を求めて、宮沢賢治の残した耳鳴りのような「イーハトーブ」の物語へと向かいます。

9月29日(土)30日(日)隅田公園 
山谷堀広場(東京都台東区浅草)
10月6日(土)7日(日)8日(月・祝)
国立市矢川上公園(国立市富士見台)

<出演>
ばらちづこ 丸川哲史 森 美音子 雲隠始終郎 林 欣怡 みりん リュウセイオー龍 申源 小童 三里敦 亭儀 楊璨鴻 押切マヲ 矢野玄朗 桜井大造

<工作人>
作・演出:桜井大造
音楽:野戦の月楽団 原田依幸
舞台監督:おおやまさくに
照明:2PAC
音響:羅 皓名
舞台美術:李彦 中山幸雄
舞台道具:野戦之月舞台部 Doyoung Park ドンソク 風間竜次 森 温
衣装:野戦之月衣装部 楊 禮榕
宣伝美術:小童 みりん
翻訳通信:含氷
制作:野戦之月制作部 今泉隆子 押切珠喜
後見:伊井嗣晴 崔真碩 武内理恵 山口めぐみ 根岸良一 新井輝久 
共同製作:海筆子TENT16-18(台湾) 北京流火テント劇社
協力団体:山谷労働者福祉会館活動委員会 明治大学大学院丸川ゼミ 済州島カンジョン「ムングループ」 「山谷」制作上映委員会 独火星 広島アビエルト プーロ舎