お知らせ

〈TOKIOネシア てんごく回廊〉
ケレンシア・バラッカ

野戦’23初夏 野戦之月テント芝居公演

日時
6月10日(土)・11日(日)・12日(月)・15日(木)・16日(金)・17日(土)・18日(日)
平日 19時開演  土・日 18時開演(受付開始は開演40分前)
※整理券の配布はございません。受付開始までお並びのうえお待ちください。

場所
JR武蔵小金井駅東側高架下
JR中央線武蔵小金井駅新宿寄り徒歩1分

料金
前売・予約 3,500円
当日 4,000円
障碍者・大学生・子供同伴一人親 2,500円
中高生 2,000円 小学生以下 無料

予約・問い合わせ
電話:090-8048-4548
E-mail:ticket@yasennotsuki.org

チケット取り扱い
模索舎 東京都新宿区新宿2-4-9 電話:03-3352-3557

※会場にはトイレがありません。駅前の公衆トイレなどをご利用ください。
※詳細、最新情報は野戦之月HPでご確認ください。
https://yasennotsuki.org


演員:
ばらちづこ 森 美音子 𫝆泉隆子 渡辺 薫 リュウセイオー龍 楊 璨鴻 菅原 放 押切マヲ 何 茜穎 桜井大造


この芝居・場において、首都圏東京のマルチバース(複数平行的に存在する宇宙)と想定されている<TOKIOネシア(東京群島)>は、無数の込み入った通路、内外を仕切る<回廊>によって構成されている。
その様はまさに<てんごく(諂曲)>模様と名指されるものだ。てんごく(諂曲)とは、意思をまげてこびへつらうことだが、疫病や戦争、飢餓といった社会現実の波を<回廊>によって緩衝しようとすれば、その<回廊>自体がメッシュ状の諂曲模様にならざるをえない。内部にある生活現実はすでに外の写像となって内側で毛羽立っている。
さて、この<てんごく回廊>の途上に出現しようとするのが、この初夏の<バラッカ>(仮設小屋、避難所)である。それは人民(多数)にとっての最後の縄張りのような場所だといえる。たとえば、闘牛場に放り込まれた闘牛が闘いのさなかに必ず立ち返ろうとする場所があり、牛はそこで最後の呼吸を整える。それはケレンシアと呼ばれる場だ。そのケレンシアにはなんらかの法則性があるわけではなく、その牛自身にしかわからない場所なのだという。
社会現実の戦場あるいは酷薄な個別生活現実に放り出された人民(多数)もまた、当の現場においてそのようなケレンシアを見つけるのだろうか。いや、見つけなければならないのだ。犠牲に供される小さな出来事、小さな存在たちのナキガラが、錯乱した惑星的現実と絡み合うてんごく回廊の路傍に、ケレンシアは必ず見つけられなくてはならない。

作・演出:桜井大造
音楽:<野戦の月楽団> 大熊ワタル 桜井芳樹 小間慶大 こぐれみわぞう 桜井李早 他
原田依幸
舞台監督:おおやまさくに
照明:2PAC
音効:羅 皓名
舞台:野戦之月舞台部 Doyoung Park 何 凌雪
舞台美術:上岡誠二 春山恵里 岡村隆志 村重勇史 李 彥 ウエダサユリ(人形制作)
衣装:野戦之月衣装部
宣伝美術:春山恵里 上岡誠二
舞台協力:李 夢秋 武内理恵 佐藤英里子(映像)
制作:野戦之月制作部 押切珠喜 丸川=盧=哲史 盧 佳世 韓 冰
協力:広島アビエルト芝居小組 「山谷」制作上映委員会 明治大学丸川ゼミ 一般社団法人サステナブルデザイン工房 独火星 プーロ舎 台湾海筆子 北京流火
後見:伊井嗣晴 根岸良一 新井輝久 風間竜次 疫蠅以蔵