お知らせ公演情報野戦之月

TOKIOネシア荒屋敷予想 《鯨のデーモス》

野戦’22初夏 野戦之月テント芝居公演

日時
6月29日(水)・30(木)・7月1日(金)・2日(土)・3日(日)
受付開始 18:00 開演19:00

場所
JR武蔵小金井駅東側高架下
JR中央線武蔵小金井駅新宿寄り徒歩1分(ニッポンレンタカーとなり)

*当地にて同時開催 『中央線パフォーマーズフェスティバル』(主催:東日本旅客鉄道㈱、㈱JR中央線コミュニティデザイン)

料金
前売・予約 3,500円 当日 4,000円
障碍者・大学生・子供同伴一人親 2,500円
中高生 2,000円 小学生以下無料
※入場の際に階段がございます。車椅子等の方は事前にご連絡ください。

予約・問い合わせ
電話:090-8048-4548
E-mail:ticket@yasennotsuki.org

チケット取り扱い
模索舎 03-3352-3557 東京都新宿区新宿2-4-9

※会場にはトイレがありません。駅前の公衆トイレなどをご利用ください。
※新型コロナ感染拡大の際などは変更する可能性があります。
※詳細、最新情報は野戦之月HPでご確認ください。
https://yasennotsuki.org/


演員:ばらちづこ 盧佳世 丸川=盧=哲史 森美音子 渡辺薫 リュウセイオー龍 楊璨鴻 菅原放 押切マヲ 桜井大造


1とカウントされることに慣れてしまった。1とカウントされることで自身の存在が認定、確保されている気になるからであろうか。とりあえず1の内側にもぐりこんでおけば、面倒は少ないような気がするからであろうか。「1人に1票を」が民主政治の原則だが、1は存在を表すだけの記号であり虚空に記された染みに過ぎないのだから、この原則の内側に入ってのんびりしていれば〈民主している〉あるいは〈デーモスしている〉というものでもない。
ところで〈数〉という言語は、ありとあらゆる異質な事物や現象をとりあえず同一なもの〈1〉として抽象化する技術を発展させてきた言語である。現働社会のヒトの暮らしにおいてこの技術の恩恵に浴していないものはほぼない。いや恩恵だけではなく表裏をなすこの技術による被害を免れうるヒトもまたほぼいない。なにしろ暮らしの大部分を支えているのがブラックボックスなのである。不具合に手が出ないどころかそもそも何が問題なのかすら知り得ないこともほとんどだ。現働社会におけるアンシンとイラダチは分別しがたい1つの感覚である。TOKIOネシア(東京群島)を宿営地とする1カウントのデーモスたちにとってもこの感覚はすでに持ちこたえきれない共通心情となっている。そしていきおい1の内部は腐食し始める。災厄によってこの1の〈分解〉は加速されていく。どこへ向かって、か。それはヒトの持つもう一つの言語、〈数〉とは異なる〈言葉〉というものによってのみ道筋を見つけうるものと思われる。荒屋敷(阿頼耶識)に蓄積されている多元的な言葉、ヒトに固有なこの糸切りバサミのごとき最小単位の理性、その集積と格闘とが煽動、先導するのだ。
——鯨がTOKIOネシアを回遊している。まるで救援船のように困窮する島々を巡っている。そう夢想、想像することに不都合はない。百人程度のヒトを飲み込む鯨も、その本体は分解し続ける1に紛れ込む多元的な時間によって現出し、作られているものだからだ。この初夏に一時集合する私らの〈芝居場〉も回遊する鯨のような闊達さを求めている。

作・演出:桜井大造
舞台監督:おおやまさくに
照明:2PAC
音効:茜 羅皓名
映像:佐藤英里子
舞台:野戦之月舞台部
舞台美術・宣伝美術:上岡誠二
衣装:野戦之月衣装部
舞台協力:李夢秋 胡議航 武内理恵 飯塚敦久
制作:野戦之月制作部 押切珠喜
音楽:野戦の月楽団/大熊ワタル 桜井芳樹 小間慶大 こぐれみわぞう 桜井李早 他 原田依幸
協力:広島アビエルト芝居小組 「山谷」制作上映委員会 明治大学丸川ゼミ 一般社団法人サステナブルデザイン工房 独火星 プーロ舎 台湾海筆子 北京流火 済州島「ムン」テントグループ
後見:伊井嗣晴 根岸良一 新井輝久 風間竜次 疫蠅以蔵

*当地にて同時開催 『中央線パフォーマーズフェスティバル』(主催:東日本旅客鉄道㈱、㈱JR中央線コミュニティデザイン)※詳細は決まり次第、中央線が好きだ。(https://chuosuki.jp/)で告知予定。